【復活の兆し!!株高期待!!】米国株ソーシャルゲーム銘柄Zynga(ジンガ:ZNGA)

個別銘柄

皆さんはよくゲームされますか?

僕は普段ほとんどやらないのですが、最近iOSでウイイレをダウンロードして

はまってしまいました!!汗

ゲームって中毒性があるので怖いですよね。。。

日頃ゲームをやる人でもやらない人でも、もし

2.4億人ものMAU(月間ユーザー)を抱えるオンラインゲーム企業の米株

だったら少し興味を持っていただけるのではないでしょうか。

今日はアメリカで一度廃れて(?)しまったけれでも、現在再び復活の兆しを見せているZynga(ジンガ:ZNGA)という企業/株式をご紹介したいと思います。

Zyngaは、とあるアメリカの有名株式メディアでも「株価が安いうちに買っておくべき銘柄の一つ」として先日紹介されていましたので、ある程度今後も話題には出てくるかと思います。

☑読んでほしい方

  • 今後中長期的に値上がりが期待できる米株を知りたい方
  • アメリカのオンラインゲーム企業について知りたい方

Zyngaの会社概要・歴史

Zyngaは創業が2007年で、2011年12月16日にNASDAQに上場したソーシャルゲーム会社です。会社のミッションは「Connecting the world through games」と、何とも中二病心をくすぐってくれます。ぐふふふ

少しZyngaの歴史を紐解いてみます。

上場当時「2011年最大規模の上場になる」と言われたり、「時価総額100億ドルの期待」がZyngaにはありました。というのも上場前のZyngaの実績は素晴らしく、2010年のFacebook上の人気ゲームTop10のうち上位6つをZyngaのゲームが占めていました。

当時のZyngaの戦い方は至ってシンプルで、大量に調達した資金を使い世界各国のソーシャルゲーム制作企業を買収し、Facebookを中心としたプラットフォームに展開。ゲーム内課金と広告費で稼ぐというものでした。新規で展開するゲームは未完成のまま一旦リリースし、ユーザーの利用からデータを拾い改善したり、世界各地の人々に合うようにローカライズさせていきました。

世界中のゲームを買い占める事でシェアを取り、売上を拡大していったんですね。

ちなみにZyngaは孫さんのソフトバンクから1億5,000万ドル調達していたり、2010年8月には現メルカリCEOの山田進太郎が創業したゲーム会社ウノウを数十億円で買収しており、日本にもしっかりと侵略していました。ぴろろろ

(source: http://gamerboom.com/archives/1115 )

そんなこんなで鳴り物入りでの上場でしたが、実際には公開価格10ドルで時価総額10億ドル(当初噂の十分の一…とほほ…)にとどまりました。すぐに成長性に疑問符を付けられてしまったZyngaの株価はみるみる低迷し、2012年3月の高値15.91ドルを付けたのちは2~4ドル台で推移する散々な状態でした。とほほ

なぜZyngaは見限られてしまったのでしょうか。当時のTechCrunchの記事を見ると4つ理由があるようです。(TechCrunch『なぜZyngaはこけたのか?』参照)

  • ライバルの増加とユーザーの減少
  • Facebook上の広告クリック単価の上昇
  • プラットフォーマーのFacebookとの軋轢
  • ユーザーのデスクトップからモバイルへの移行に乗り遅れる

細かくは参照の記事を見て頂きたいのですが、このような原因がありZyngaの成長は止まり株価に影響がでてしまったようです。時代に乗り遅れ、狭い生け簀の中で敵と戦ってしまったんですね。。。

日本国内を見ていても分かりますが、ゲームの流行り廃りの速さはとてつもないです。追いつけません。先日まで子供たちが熱中していたゲームが今日になったら全く見向きもされないことがザラにありますよね。

こんな散々な会社の株価がなんで上がりそうなの??

という声が聞こえてきたので、次の項目で値上がりしそうな理由を3つ書いていきたいと思います。

Zynga株が中長期的に値上がりしそうな3つの理由

私自身Zyngaに期待して株式を保有していますが、必ず上がる保証はありません。しかし値上がりしそうな理由があるため購入しましたので、ここでは株価が上昇しそうな理由を書いていきます。

  1. 拡大する世界のオンラインゲーム市場
  2. 成長するZyngaの業績
  3. 先行して株価上昇したオンラインゲーム企業あり

拡大する世界のオンラインゲーム市場

まず世界のゲーム市場が順調に伸びています。

こちらは2018年~2022年の世界のゲーム市場全体の市場規模のグラフです。2019年は世界で$148.8billion(14兆8,800億円/$=100円換算)です。2018年と比較すると7.2%の成長で、今後も7%~9%成長をしていくようです。

(source: https://www.similar-web.jp/blog/archives/11317 )

次にPCゲームとオンラインゲームに分けたときの市場規模の変化です。PCゲームが約10年間横ばいなのに対し、オンラインゲームは拡大を続けていることが良く分かります。

世界の人口が増加する事、それに伴いモバイル端末を持つ人口が増加していることもオンラインゲーム市場にとっては恩恵があるようです。

成長するZyngaの業績

上場後の”いけてない”体質から脱却するため経営陣の刷新やレイオフを実行してきました。また提供するプラットフォームもPCやFacebookメインから、Mobileを軸足に切り替えることで時代に合わせていくことに成功しました。

(source: https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/ZNGA )

不断の努力により、2019年通期売上・予約売上は過去最高を記録しました!!ちなみに営業キャッシャフローも2011年以降で過去最高だったようです。(売上だけ見ると2018年から45%成長です。すごい!)

Zynga、復活の兆しが見えてきました!!

ちなみに2019年は積極投資をしたため、2020年もヒット作が出てくることが大きく期待されているようです。

先行して株価上昇したオンラインゲーム企業あり

1つのサンプルは、アメリカで有名なオンラインゲーム企業アクティビジョンブリザード(ATVI)です。

「ワールド・オブ・ウォークラフト」「オーバーウォッチ」「コール・オブ・デューティー」「キャンディー・クラッシュ」などの有名コンテンツを保有するゲームソフト制作大手です。

潤沢なキャッシュがある同社はe-sportsや新しい知的財産への投資を加速させています。

(source: https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/chart/atvi?ct=z&t=ay&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v )

同社の過去10年のチャートです。しばらく10ドル前後を飛行していましたが、2013年頃から上昇、2018年9月に83.19ドルを付けました。

約5年で8.3倍の値上がりです。

その後予想を大きく下回る業績発表や「フォートナイト」などのライバルコンテンツの登場があったため株価は急落しましたが、また少しずつ息を吹き返しています。

2016年から同社の株価上昇に寄与したのが、キング・デジタルを買収したことでした。スウェーデンに本社を構えるキング・デジタルは2013年頃に急激な成長を遂げ売上高・利益ともに前年比数十倍になりました。

実はその成長のポイントだったのは、Zyngaと同じようにゲーム提供プラットフォームをFacebookからモバイルに変更したことでした。Facebook上で人気だった『キャンディークラッシュ』をモバイル上で展開することでそれまで以上に高い収益を上げました。アクティビジョンブリザードの売り上げの30%はキング・デジタルが稼ぎ出しています。

(キング・デジタル含め) アクティビジョンブリザードはいち早くゲーム展開のプラットフォームをPCからモバイルに切り替えることで高い売上・利益を獲得し、結果として株価の値上がりに繋げました。

プラットフォームを時代に合わせる! 

これって今ちょうどZyngaがやっている事と同じなんです!!

また、日本の方なら記憶に新しいガンホー(3765)。

(source: https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3765.T&ct=z&t=ay&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v )

(2019年2月1日に10株を1株に併合しましたので、上記画像と以後の文章にズレが生じますがその点をご留意ください。)

同社は後に日本中を席巻するゲームアプリ『パズドラ』を2012年2月20日にリリース。その時の株価は18円です。その後2013年1月にテンバガー達成の198円、2013年5月に最高値1,633円を付けました。

実に1年3か月で株価が90倍になりました。

コンテンツ1つでこの上昇はすさまじいですよね。しかしこれだから夢があるのがゲーム関連銘柄です。

・時代に合った正しいプラットフォームに
・一つでも人気のゲームを展開する

これを今達成できる可能性があるのが、Zyngaです。

Zyngaの株価は現在6ドル台とかなり安価です。しばしば言われるように、テンバガー達成する株は最初は”ボロ株”です。その点もZyngaの魅力です。

またZyngaの時価総額は60億ドルちょっとです。先ほどのアクティビジョンブリザードが473億ドルなので約1/8です。一方、売上を比較すると前者が13億ドルに対し、後者が約65億ドルと1/5程度です。Zyngaの時価総額は比較的低く見積もられており、今後上昇の余地があると思います。

Zyngaの手元には現在潤沢なキャッシュがありますので、今後キラーコンテンツの制作や投資余力も十分です。

すぐに株価の上昇が期待できるかは分かりませんが、中長期で保有し上がるタイミングを待つには最高の銘柄ではないでしょうか!!

注意点とまとめ

Zyngaの魅力について書いてきましたがいかがだったでしょうか。

注意点としては、ゲーム関連の会社は流行り廃りが非常に速いうえ、有力コンテンツが登場しないまま長く低迷する企業は数多あるという事です。

万が一人気コンテンツが出たとしても、それが何年後になるかもわかりませんので、購入できるのは中長期で握っていられるホルダーに限られるかと思います。

しかし株価が安いため、「まあ売買せずにずっと持っていればいいや」という方にとっては夢がある銘柄ではないでしょうか。(以前に書いたこちらの記事/銘柄も中長期ホルダーには喜んでもらえるかと思います。『【期待値Tesla級!!】米株テンバガー候補世界初宇宙旅行ビジネス会社SPCE その魅力と可能性』

ぜひ復活の兆しを見せているZyngaを持ち、数年後にいい夢を見て頂けると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます!!