
米国株すごい興味深いからオススメ銘柄教えてよ!
こんにちは、たく(@marketing1991t1)です。
今回は個人的にいま最も注目している銘柄の一つ…
合成生物学で世界を変えようとしている
アミリス(AMRS)
についてです。
この企業、世界を根底から変えるかもしれない!と言われています。
2016年にテスラを「ネクストアップル」と評価した方が、2020年にアミリスを「ネクストテスラ」と評価したとのことで非常に注目されています。*1
凄くないですか?
ワクワクしないですか?
一体どんな銘柄なのでしょうか。
ご覧頂けますと幸いです。
*1 Seeking Alpha | Why Amyris could be The Next Tesla
目次
いきなりですが! $AMRS に関してマストフォローの方々!
まず初めに、本ブログを書くにあたり、多分にツイートを参考にさせて頂いた方々のご紹介です。
私が アミリスを知り、購入し、買い増しし、熱中しているのもこの方々のおかげです!
本ブログはアミリスの導入部分しか触れらませんので、よりディープな最新情報を知るためにこちらの方々をぜひフォローしてください。
▼たっつん さん
▼LouLou さん
▼Parupunte さん
アミリス会社概要と合成生物学について
Amyris, Inc
・上場:2011年1月
・本社所在地:エメリービル/カルフォルニア州/アメリカ
・代表者:Geoffrey M. Duyk
・社員数:561名
・上場(NASDAQ)
・業種:化学、バイオ
アミリスは化学、バイオの業種に入ります。
しかし、さらに細かく言うと合成生物学(英語:Synthetic biology)というジャンルのようです。
合成生物学は「つくって調べる生物学」と例えられています。*2
従来の生物学は「分解して調べる」がメインでした。
そのため”Aが何から作られているか”を調べる事が限界でした。
しかし技術が進歩し「つくって調べる」事がだんだんと可能になりました。
言い換えると“Aを作るために何が必要か分かる”学問になってきたのです。

これのおかげで、将来的にはコンピューター上でゲノムDNA、生命システム、細胞など人間のベースになるモノを作ってしまう事が可能になります。
他にももっと我々の身近なところで言うと、農作物や家畜の品種改良です。
例えば今までに無く美味しいコシヒカリを品種改良で作る事を想像してみてください。
これまでは長い年月をかけて様々な品種同士を掛け合わせてきました。
「ああ、また失敗…」「やっと成功した!」みたいなことをやっていたと思います。
しかし合成生物学の発展により、その品種改良サイクルをデータや予測を通して実行できるようになりました。
今まで手作業だったものが、コンピューター上ではじき出される。
驚異的なスピード感で研究開発を進める事が可能になりました。
人類が今まで何年、何十年と掛けてきた様々な研究において、合成生物学の進歩によってその成長速度が飛躍的に上がっています。
結果として人類に与えるインパクトがとても大きいのです。
この合成生物学というジャンルは、ビル・ゲイツをして「もっともホットな分野」と呼ばれるようになりました。
そしてアミリスは、その合成生物学の世界的なリーディングカンパニーというわけです。
*2 「つくばサイエンスニュース | 合成生物学で生命の理解、応用利用を加速する」
合成生物学の市場規模
合成生物学のマーケットはどのような成長をしているのでしょうか。
こちらの記事にはこのように記載があります。
分析によると、世界の合成生物学市場は2020年に68億ドルの価値があり、2025年の終わりまでに201億ドルに達すると推定されています。
PR Times -Report Ocean「世界の合成生物学市場は、2020年から2025年の予測期間中に24.2%のCAGRで成長すると推定されています。」
201億ドルを約2兆円と考えると、これは日本国内のブライダルや理美容マーケットと同等の規模感と言えるそうです。
毎年20%以上の成長が見込める分野という事で、期待が大きいです。
ちなみに記事の中を見ると、よく競合として比較されるGinkgo Bioworks($DNA)やSynthetic Genomics($TWST)の名前もありました。
アミリスの注目ポイント
一部上記しましたが、アミリスの凄いところは、この合成生物学という分野のリーディングカンパニーであるという点です。
これまで(今も)アミリスは長い長い”下積み時代”を過ごしていました。
その様子を株価からも見て取れるかと思います。

簡単に言うと、この分野は期待されている期間がとても長いです。
長期の研究開発期間、多額の研究費も必要だったようです。
成長もしていましたが、株の希釈化もあり、株価に関しては一進一退の状況でした。
しかし2020年末頃から様々なパートナー契約を結び始めています。
久しぶりに期待感だけで終わらず、アミリスの実力・実績が伴ってきたと捉えられてきているようで株価が伸びています。
(伸びていると言ってもまだまだです。)
具体的にアミリス社が他の会社よりも優れている点は、効率的な研究サイクルの確立です。
このサイクルは「DBTLサイクル」、と言われています。
Amyrisは酵母の半自動作製システムを構築しました。試作酵母の大量生産によりコストを大幅に下げ、得られた大量のデータを解析して次の試作品の設計に繋げるという戦略をとり、見事生産に成功したのです。その原動力となったのが、DBTLサイクルと呼ばれる、Design(設計)、Build(構築)、Test(評価)、Learn(学習)の4プロセスからなる研究サイクルの徹底的な効率化です。この成功により、合成生物学の可能性は広く認識され、研究開発も活発化していきました。
(「つくばサイエンスニュース | 合成生物学で生命の理解、応用利用を加速する」)
長期の研究開発期間と多額の研究費をかけているアミリスのシステムは、なかなか他社が真似できない、もはや手が届かない所まで来ているようです。
たぶん。
アミリス社のホームページ・IRを見てみる
ホームページ

ホームページトップには、アミリスが得意とする甘味料についてです。
天然からはごくわずかしか取れない甘味料を、アミリスは大量にかつ安価に生産することができ、すでに様々な食品に使われているようです。

またこのあたりの
Health & Wellness
Clean Beauty
Flavors & Fragrances
も得意としているようです。
アミリスのプラットフォーム技術は、製薬、食品、化粧品、燃料、、、世界中のいたるところで応用されることが予想されています。
きっと利活用範囲は今後どんどん増えていくでしょう。
健康や自然への配慮は、アメリカの”GenZ”(1996-2012年生まれ)のテーマとも被ってくるので、人気もありそうです。
またESG投資のポイントも抑えているため、そのあたりの資金流入も期待できそうです。
実際にAmyrisのホームページ内にも、ESGに触れるような記事がありました。
IR
2020年12月のIRを見てみます。*3

アミリスが現状ターゲットとしている市場は美容・香水・代替甘味料がメインです。
市場規模としては、$257B(約25兆7,000億円)です。
2019年のアミリスの売り上げが$152.56M(約152億5,600万円)*4なので、まだターゲット市場の0.059%を捉えたにすぎません。
2020年の売上は大きく伸びている可能性があります。
しかしそれでもまだまだ大きな伸びしろがあることが分かります。
今後ターゲット市場が増え、さらに影響力が増してくるはずです。

アミリスからマーケットへの製品投下の流れです。
Labで作られたアミリスの製品がPartnersを通じて消費者に届けられます。
Partnersの顔ぶれを見ると、アメリカの名だたる企業が並んでいます。
製品が増えれば増えるほどPartnersが増え消費者に届けられる機会が増えます。
ひいてはアミリスの売り上げが拡大します。

生産コストとマーケット投下へのタイムラインは低下し、R&Dでの生産性が著しく向上していることが分かります。
今後アミリスの製品がより速く高品質な状態でマーケットに出てくる事が予想されます。
*3 Amyris | Delivering on the promise of synthetic biology
*4 Reuters | アミリス業績
まとめ・本の紹介
いかがだったでしょうか。
少しでもアミリスについて知って頂けましたら幸いです。
専門の方が書いた記事やyoutubeもありますので、ぜひそちらもご確認ください。
(間違っている情報がございましたらご指摘くださいませ。)
まだまだ認知度が低いアミリス
大企業なら何十人と付くアナリストもまだ4人しかいないみたいです。
ですが彼ら全員がStrong Buy(強い買い推奨)…
将来大きく株価が上昇してくれそうな楽しみな銘柄です。
また序盤に紹介した合成生物学の学習においてはこちらの『合成生物学の衝撃』という本が役立ちます。

どうやってこの分野が注目されたのか、どんな経緯で成長したのかなどが記載されています。
そこそこのページ数ありますが、ご興味ある方はぜひご覧になってみてください。
(まずメルカリ探してみて、次に他の中古本探してみて、もし見つからなかったらここ経由で購入して頂けたら嬉しいです笑)
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