【高成長米国株】製薬業界向けクラウドサービス ヴィーバ・システムズ($VEEV)

個別銘柄

こんにちは、たく(@marketing1991t1)です!!

今日は

製薬業界向けクラウドサービスを提供するヴィーバ・システムズ($VEEV)

をシンプルにご紹介致します。

製薬業界の情報管理・事業効率化を支える当社。

一体どんな企業なのでしょうか。

①企業概要

Veeva Systems Inc,
・創業:2007年
・本社:Sanmateo, California, US
・上場:2013年10月(NASDAQ)
・業種:ソフトウェア産業

ヴィーバは製薬業界に特化したクラウドサービスを提供している企業です。

製薬業界のビジネスモデルをとても簡単に言うと、

薬を開発して販売する

です。

しかしその過程では様々な工程が発生します。

その過程を企業単位、部署単位で同じやり方で管理する事でより良い企業運営に繋がり、ひいては企業の売上アップに繋がります。

製薬業界向けのそれらの管理ができるサービスを提供している企業がヴィーバです。

日頃お仕事をされている方々であれば、セールスフォースやオラクルなどのツールを連想頂ければと思います。

②当社の2つの強み

すでに製薬業界で圧倒的な存在となりつつある当社。

その強みと言えるポイントを2つに絞って考えてみました。

ターゲット業界を絞る事の強み

ヴィーバは2007年の創業以来CRMサービスを核として製薬業界をターゲットとして成長してきました。

業界を特化する事でその業界に関するサービスの開発・販売に資源を集中する事が可能です。

製薬企業も自分たち向けに作られた製品であるためより使い勝手が良く、必然的にヴィーバのサービス導入を選択します。

現在ファイザー、アストラゼネカ、メルクや、今をときめくモデルナなど1,000社以上が顧客として名を連ねます。

今後も製薬業界の中でヴィーバが力を見せつける事はほぼ間違いないでしょう。

導入パートナー一部抜粋

高いLTV(顧客生涯価値)を維持できる強み

企業内で使われるプラットフォームは長く使われれば使われるほどスイッチングコストがかかります。

特にヴィーバが提供するようなプラットフォームには、これまで蓄積したデータが詰まっているためさらにそのスイッチングコストは上がります。

これまで貯めたノウハウを捨ててまで新しいツールを導入するのは、企業にとってはそれなりに大きな決断になります。

これは投資家が大好きな”モート(堀)”となり、ヴィーバの強みと言えるでしょう。

実際ヴィーバの売上高継続率は2019年が122%、2020年が121%、2021年が124%だったそうです。

売上高継続率が100%だった場合、前年の顧客からの売上が同じだったという考え方です。

毎年同じ顧客からの売上が20%ずつ増えるという事は、苦労して新規顧客を獲得しなくても売り上げを上昇させられることを意味します。

このように導入企業はヴィーバのシステムを使い続け(使い続けないといけない、かもしれません)るためLTVが伸びていき、ヴィーバは高い成長率を維持できます。

参照:motleyfool 「【米国株動向】ライフサイエンス業界向けCRMプラットフォーマーのヴィーバに注目する5つの理由」

③ヴィーバの数字もろもろ

最後にヴィーバの数字の情報を拾っていきます。

今後の投資の参考になれば幸いです。

beatし続ける決算

過去8回(2年)の決算でEPSは全てコンセンサス予想を上回っています。

直近4回についてはこんな感じです。

直近の2021年5月28日の2022Q1決算も$0.13 約17%beatしています。

次のQ2のガイダンスも見ると、少々成長率は下がる見立てですが予想をbeatしています。

ブタ丸さんのツイート内画像参照でよろしくお願いします。

https://twitter.com/Butamaru_Butako/status/1398047736956555264

堅調な伸びを見せるサブスクリプション売上

こちらはY/Yの売上比較です。

毎年堅調な伸びを見せているように見えます。

個人的な注目は売り上げの70-80%を占めるサブスクリプションからの売り上げです。

コロナはヴィーバにとって追い風要因となり、2020年から2021年の全体売上、サブスクリプション売上は伸びました。

アフターコロナでこの部分の成長が維持され、かつ伸びていく事ができれば今後も会社としての成長が期待できるのではないでしょうか。

このサブスクリプション売上の伸びを見ていきたい

株価の推移

最後に株価を見てみます。

まずは直近3か月のチャートです。

5月末の好決算を反映し、しっかりと上昇トレンドに入ったことが分かります。

次に直近1年の株価、上場からの株価を見てみます。

ここ1年を見ると$240~$320くらいのレンジでボラが大きいように見えますが、現状再び上昇トレンドのように見えます。

また上場からの株価は素晴らしく特に直近1,2年の伸びが凄まじいです。

2013年の上場時の価格は$20でしたので、8年で15倍(フィフティーンバガー)に成長しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

少しヴィーバについてご理解頂けましたでしょうか。

私自身精通している業界ではないですが、今回調べてみて面白い企業だと感じました。

何よりも他に代替できるサービスが存在しない(?)点が当社の強さなのではないでしょうか。

創設から14年、上場から8年が経過しているヴィーバ。

今後も成長を続け株価も上昇していく事を期待しています。