【米国株テンバガー候補】北米ペット保険大手 トルパニオン(Trupanion/$TRUP)

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たく
たく

ワン!ワオン!ク~ン!

こんにちは、たくです!

今日はペット保険を扱い注目を集めている

トルパニオン(Trupanion/$TRUP)

ペット保険市場のCAGRは平均20%を越える成長マーケット

その中でトルパニオンにどんな未来がありそうかぜひご覧ください。

前回記事を書いた不動産テック企業Redfinと同じく『週刊ダイヤモンド』に掲載されてた銘柄だよ~

右上にいる。アフラックを介して日本にも参入の可能性!?

企業概要

Trupanion, Inc.
創業:1998年
本社:Seattle, Washington, U.S
上場:2014年7月(Nasdaq)
創設者:Darryl Rawlings

トルパニオンは現CEO Darryl Rawlingsが1998年にカナダでスタートした会社です。

2005年にアメリカに進出し、北米初のペット保険プロバイダーになりました。

2013年にはアメリカ全50州をカバーし、2014年にIPOしました。

現在65万匹以上のペットがトルパニオンには登録されており、今後もその数が伸びる事が期待されています。

主なカバー領域はワンちゃんとネコちゃんです。

トルパニオンの会社歴史

トルパニオンのホームページにはリーダーシップチームの紹介があります。

みんな動物好きなのが伝わってきますね。

またSNSでもお客さんと繋がっている事がよくわかります。

「会社」としてと言うよりも「家族」としてのトルパニオンの存在がある事を感じました。

トルパニオンの保険スタイルは従来のものと比べ飼い主の手間が圧倒的に減るよう設計されています。

【従来のペット保険サービス】
診療後に診療費の100%を飼い主が支払う。その後様々な書類手続きや申請をし承認されると90%が返ってくる。

【トルパニオンの保険サービス】
診療後支払いは10%でok。残りの90%の支払い分はトルパニオンが病院に後で(診療後すぐに!)支払っておいてくれる。

どちらも飼い主の総負担金額は変わりませんが、手続きの手間や負担が無い事がポイントのようです。

ペット保険市場の堅調且つ力強い成長

ペット保険市場は毎年確実な成長を続けています。

冒頭でお伝えした通り、ペット保険市場は年平均成長率22%です。

さらに2020年も堅調な伸びで前年の$1.72Bと比較し26%成長の$2.17B(=約2,117億8,500万円)の市場規模になりました。*1

引き続き堅調な成長がある事をnaphiaも推しています。

トルパニオンが目を付けているのは、ペット保険市場の余白・伸びしろです。

実は意外な事に北米でのペット保険普及率は未だに1~2%程度です。

これはアメリカ人の保険に対する意識の低さが原因との見方もあります。

しかし今後欧米諸国の水準までペット保険が普及すると、トルパニオンにとっては大きなリターンが期待できると言えます。

左グラフ内の欧米諸国の水準まで行くと、右グラフのような成長期待がある。

*1:naphia 「Pet Insurance Market Continued Double-digit Growth

IRを見てみた

IR資料を見ながら当社の強さや面白い所を拾っていきます。

綺麗な成長とそれを支える低い解約率

トルパニオンの売上はご覧のように綺麗な成長をしています。

Saas企業は提供するサービスが良いものであればあるほど解約が少ないためLTVが伸び売上が伸びます。

少し見づらいですが、上記のチャートは

・既存のペットからの売上(青色)

・新規のペットからの売上(水色)

の2種類で構成されています。

どちらも順調に伸びている事が分かります。

特に解約率の低さが目を引きます。

リテンションレート(継続率)は月次平均98.71%と記載があります。

健全なSaaSビジネスのチャーンレート(解約率)は月間1~3%と言われているのですが、上記の通りトルパニオンは1.29%なのでその中に収まっています。

ワンちゃんやネコちゃんは家族同然なので、一度保険に加入すると解約する事が少ないのでしょう。

トルパニオンは「守り」が非常に強い事が分かります。

近年はペットフードや医療の進歩でワンちゃん・ネコちゃんの寿命も延びてきているようです。*2

そうすると1ペットあたりの契約期間が延び、トルパニオンの売上も上がる事が予想されます。

*2:PR Times 『ここ10年で、犬猫の寿命は延びていた!長寿化で気になる診療費も大発表!』

圧倒的な伸びが期待できるマーケット規模

トルパニオンが戦っているマーケットはペット市場です。

ペットが増えれば増えるほどそのマーケットは拡大していきます。

3行目に「毎年1,200万匹の子犬や子猫が生まれます」とあります。

北米だけで毎年それだけの見込み客が生まれる状況は凄まじいです。

(「見込み客」って言い方に語弊があったらごめんなさい

現在新しくオーストラリアに上陸し25,000件の病院からの保険提供を狙っているようです。

当社の10%の株式を保有したアフラック経由で日本にも上陸するかも、という噂もあるようです。

様々な国に乗り込み少しずつでもシェアを拡大していければ面白いですね。

ちなみにindeed内のTrupanion採用ポジションリストです。

最後ちょろっと数字です。

経常利益$57Mのうち、SaaS売上は$54Mです。

2020年は合計577,000匹のペットとサブスク契約を結んでいる事になりました。

その中で2020年は新しく約166,000匹と契約を結びました。

これは前年比17%成長です。

投資家向けレターが熱かった!!

ふとShareholder-Letterを読んで期待がめちゃくちゃ上がりました!

社長さんの「お前らを勇気づけたいから2014年のShareholder-Letterを読め!」から始まり、2021年をスタートとした次の5年のビジョンが書かれています!

量が多すぎるので抜粋し箇条書きします。

正確に捉えたい方、全文読みたい方はこちらを。

ちなみに2014年のShareholder-letterはこちら

・新しい成長を生み出すためにグローバルに展開していきます。
・年間成長率25%かそれ以上を目指し、それは2025年末に売上$1.5Bになる事を意味します。
・この目標達成のために”6つのブロック”を作っていきます。
①北米でのペット保険『Trupanion』の売上の伸び
②①の『Trupanion』よりも低単価の商品の北米への投入
③アメリカ、カナダ、オーストラリア以外の国へのセールスの拡大
④北米での高品質なペット向けフードサービスのサブスクモデル展開
⑤グローバルでのペット向けGPSシステムの販売
⑥ペット業界でのテクノロジー利用とその拡大
・”Trupanion brand”としてより多くの商品を提供する。(おそらく1顧客当たりからの売上 客単価を上げたいという意味)
・従業員に対して価値を返していきます。

まだまだ投資期間中の企業という色が見えました。

しかしこの企業が成長した先には、確実に大きな未来があると感じます。

もし本当に2025年末に売上が$1.5Bに到達した場合、今の売上が約$500Mなので300%成長(3倍)です。大きいですね。

何よりも世の中に必要なサービスを提供している企業であることは間違いないです。

今後が期待できます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

最近では「ペットは単なる生き物ではなく家族」という認識が当たり前になってきました。

人間でも加入がほぼ当たり前の保険に、ペットさんも入る事が当たり前の世界が来た時…

その時にはトルパニオンが大きく脚光を浴びているかもしれません。

注目です!

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