米国株で今後値上がり期待できる銘柄は何か無いか…
こんにちは、たく( @marketing1991t1 )です!
今回も今後値上がりしそうなアメリカの株式を紹介していきたいと思います。
今回は医療データの分析・加工をし病院に提供しているヘルス・カタリスト(HCAT)をご紹介致します。
▼たくの米国株テンバガー候補過去記事はこちら
ヘルス・カタリストってどんな会社?
ヘルス・カタリストは当社が提供するData Operating System(DOS)を使う事で、
患者のあらゆるデータを一元管理し効率的・効果的なヘルスケアアプローチを可能にする会社
です。
DOSは患者の情報を包括管理するプラットフォームです。
いつものようにYouTubeを使いご紹介致します。
こちらはヘルス・カタリストが提供するDOSのアニメーション映像です。
ご覧いただけましたでしょうか。
このDOSのコンセプトは、
本来なら医療現場でやる必要がない作業は、DOSにすべて任せよう
という事です。
患者に直接対峙する医者・看護師・EMRの本来的な仕事は「診療」「治療」です。
しかし映像の冒頭にあったように、実際の現場ではその仕事の前に各患者にどんな診療、治療をするか過去のデータを「収集」「分析」「判断」する工程が入ります。
その前工程の作業がとても大変で、現場の作業量を圧迫しています。圧迫しているだけではなく適切な対処に繋がっていなかったり、非効率な対処に繋がっていることが問題です。
「収集」「分析」「判断」の作業をDOSに任せることで、現場の医療従事者の方は「診療」「治療」に集中できるというわけです。
要するに
医療現場で起こっている無駄な作業を機械化し効率化しよう
という事です。
実際に医療現場で起こっている”不”で言うと、
- 非効率で関係者の満足度が低い対応
- 乏しい分析リソース
- インサイトにかかる膨大な時間
- 最新ではないデータ
- 複数が独立したツール
- アップデートしづらい機器
これらの不をヘルス・カタリストのDOSは解消しにいっています。
例えば営業マンの人がいると想像してみてください。
その人が新規営業先のリストアップ、テレコール、スケジューリング、資料作成、訪問、クロージング、請求作業、アフターフォロー…これらをすべてやっていたらどうでしょうか。
単純に大変ですよね。
本来の営業マンの仕事をぎゅっと絞るならば訪問とクロージングではないでしょうか。
そこに集中できるような仕組みがあれば営業マンはより大きなパフォーマンスを発揮できるというわけです。
実際に企業では顧客管理ツールを導入して営業先の選別を機械化したり、テレコール部隊と営業部隊を分けたりして仕事の効率化を図っています。
これと似た動きを医療現場でも作る事がヘルス・カタリストの狙いです。
なんでテンバガー候補なの?
自分が考える背景は二つです。
- ヘルスケア投資への加速
- 時価総額
まずは当社の数字を確認していきます。
最初に断りを入れておきますが、個人的には現状の売上等の数字を見て株価が上がりそうとは思いません。
むしろ成長遅いなって感じです。
2018年 | 2019年 | 変化率 | |
売上 | 112,574 | 154,941 | 38% |
純損失 | -61,984 | -60,096 | 3% |
DOS導入企業 | 50 | 65 | 30% |
ヘルス・カタリストは創業2008年で上場が2019年7月の会社です。
若い会社であれば比較的成長率は高いはずですが、この会社に関してはそこまで良い数字には見えません。
しかし
DOSはサブスクモデルです。
サブスクモデルの特徴は初期投資が大きく事業の初期はマイナスがガクッと出る点です。
初期投資が収まり、導入企業が増え投資回収が進むにつれガンっと売上が拡大していきます。
DOSもその路線に乗る事ができればファンダメンタルの寄与からの株価上昇が期待できます。
なので今後の株価上昇は、前提として当社の売上増加があるかないかだと思います。
ヘルスケア投資への加速
株価上昇期待の1点目はヘルスケア投資への加速があげられます。
この点は以前リボンゴヘルスの記事(【”ヘルスケア界のAmazon”】糖尿病データ管理サービス リボンゴ(LVGO)】)を書いた時にも記載したのですが、いま世界ではヘルスケア関連への投資が急加速しています。
特にデジタルヘルス(デバイス×ヘルスケア)、ヘルステック(IT×ヘルスケア)への投資が盛んです。
GAFAMや中国企業が様々な企業の買収・投資をしながら参入しています。
現在アメリカ、中国ともに医療費の拡大や高齢者の増加が問題になっています。
国民の医療費負担が増えると国の財源が逼迫する事や社会全体への負荷が大きくなるため、各国ともIT×ヘルスケアへの投資を加速させています。
実際にヘルス・カタリストも2019年に1億ドル(約100億円)の投資を受けています。
期待の大きさが伺えます。
もし今後ヘルス・カタリストの株価が上昇していくとするならば、①導入企業が増え売上増加が株価上昇に寄与する②GAFAMなどの巨大企業に買収される、の2点かなと考えています。
②の場合は買収された時点で最終的な株価が決まってしまいますので、テンバガー達成する前に株式市場からいなくなってしまいます。
なんとか①の道で株価上昇を期待したいです。
時価総額
以前書いた「【テンバガー候補の見つけ方】10倍株の探し方をピーターリンチから学ぶ」のピーターリンチは、
「テンバガーを狙うなら時価総額300億円以下の企業を買いなさい」
と言っています。
ヘルス・カタリストは本日(2020年5月10日時点)、$1.06B(約1,000億円)なので彼の基準からは超えてしまっています。
しかし会社規模としてはまだまだ小さく期待ができる銘柄だと思います。
チャートはこちらです。
上場が2019年7月なのでまだ1年経過していません。
最高値が$49.85で最安値が$17.48です。
4月に少し売りを重ねたので軽くなり上値を追いやすくなっていそうですが、まだまだ上下どちらに転ぶか分からないといった感じです。
やはり導入企業が増えて売上予想が良い方向に行くと株価が上がる、というシナリオを期待したいです。
まとめ
いかがだったでしょうか
患者データを一元管理し、医療従事者の現場での負担軽減を図るヘルス・カタリスト
現在医療現場で起こっている”不”を解消してくれるという点で当社のDOSは確実に世の中のためになると思います。
今後もヘルス・カタリスト(HCAT)の株価を要チェックです。
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