メタバース関連が流行っているね。どんな銘柄があるか教えてほしいな!
皆さんこんにちは、たく(@marketing1991t1)です。
最近世間でよく聞く「メタバース」
まだまだどんな世界かピンと来ていない方も多いのではないでしょうか。
私も調べてみましたが正直詳細は良く分かりません。笑
ですがこれからその世界の中で絡んでくる可能性がある企業を見つけました。
今日は360°カメラの世界トップレベル企業 Matterportをご紹介したいと思います。
ちなみに巷では「マターポート」と呼ばれているようですが、会社の正式名称は「マーターポート」だそうです。(どうでもいい
会社概要
会社概要
名称:Matterport Inc,
創業:2011年
本社:Califonia, USA
上場:2021年7月23日(NASDAQ/SPAC上場)
マーターポートは、専用のカメラを企業に提供し建物内を撮影、データ化したものを外部に公開し内覧を可能にした3Dウォークスルー企業です。
日本ではこのコロナ禍で不動産の「VR内覧」が流行りましたが、そのシーンでも使われている企業が多いようです。
国内の導入企業の半数は不動産が占め、残りを設計・土木・小売りが占めているとのことです。
ちなみに360°カメラにおいて日本国内ではRicohさんのTHETAが競合製品に当たるようです。
オンライン上で建物内を回遊できる事で、オンラインからの売上増加につなげる事や移動コストの削減に貢献します。
参考までに他社さんが提供しているマーターポート事例紹介ページです。
Matterportの魅力
ここからは私自身の憶測(?)も入りますが、マーターポートの魅力は
世界中の空間データを大量に保有している
点だと考えています。
現在株式マーケットのテーマの一つに「メタバース」があります。
この分野の覇権を握ろうとGAFAMはじめ世界のテック企業がしのぎを削っています。
FacebookがMetaに社名変更し、MicrosoftがMeshなどへの投資を加速させています。
確実に今後の世界はよりオンライン寄りになる事が考えられます。
実際マーターポートはMetaと共に学術研究分野でも手を組んでいるようです。
そんななかマーターポートは現実世界のリアルな空間をオンライン上でも活用できるという稀有な存在に見えます。
現在はオフからオンの流れですが、今後は例えばオンライン上で作った室内モデルを3Dプリンターなどを使ってオフラインでも再現する、オフからオンの流れもできるのではと考えています。
要するにオンラインとオフラインの橋渡しができる、オンラインとオフラインの両方に噛める企業なのでは?と想像しています。
2021年秋ごろたまたまマーターポートの日本組織の中の偉い方と話す機会があり、このメタバースへの参入についても伺う機会がありました。
結論としては何かメタバース関連で動いている事は無いが、世界中で室内データをマーターポート以上に持っている企業は少ないため今後オンライン(メタバース)でのより広い展開はあり得る、というお話でした。
導入企業数は記載されていませんでしたが、これまでに計測した土地面積は150億㎡とのことです。
世界の建物が40億棟以上、かつ200億以上の部屋(空間)から成立しているそうですが、そのうちマーターポートは550万の空間データを保有しているそうです。
まだ割合的には小さいですがこれらのデータを全てマーターポートが握っている事になります。
(以前記事にした不動産テックのREDFINも顧客のようです。)
マーターポート諸々数字
最後に2021年3Q決算資料を見てみます。
資料は全てこちらからです。
全体のサブスク収益は前年同期比116%アップです。
撮影済みの空間も3.8Mから6.2Mで、前年同期比2倍近くになっています。
ちなみにトータルの売り上げの伸びは前年同期比10%増とのことで、だいぶ低い印象を受けました。
これまでiPhoneでの撮影は可能だったようですが、今回androidからの撮影も可能になったとのことです。
これで専用機器が無くてもかなりの企業が空間撮影にマーターポートを使ってくれそうです。
カバーしているアナリストはいるようですが予想株価は記載がありませんでした。
株価はご覧の通り全く振るわず。
私個人はピーク前の$20くらいの時に面白い株だと感じていましたが、買わなくて良かったです笑
まとめ
いかがだったでしょうか。
まだまだ未知数のメタバース市場ですが、様々な企業がでてきて面白いですね。
もしこんな銘柄調べてほしい、というご要望ございましたら私も勉強したいのでぜひ教えてください。
最後までご覧頂きありがとうございました!
最近のコメント