【コロナ関連米国株】”ワクチン製造の台所” エマ―ジェント・バイオソリューションズ(EBS)

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コロナワクチン開発を巡る戦いの中で必ず儲かる企業ってあるの?

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こんにちは、たく(@marketing1991t1)です!

今回も米国株の中で今後(も)有望な銘柄をご紹介していきたいと思います。

内容にウソはありませんが、あくまで私見も含まれていますので、参考程度にご覧ください。

今回は「ワクチン製造の台所」エマージェント・バイオソリューションズ(以下、EBS)をご紹介致します。

▼たくの過去記事はこちら!

エマージェント・バイオソリューションズはどんな会社?

EBSは、自社でのワクチン開発、および他の製薬企業からの受託製造サービスが事業の中心です。

言うなれば、

ワクチン製造の台所

ワクチン製造の下請け業者

でしょうか。

ワクチンを作るためには①開発、と②製造の大きく二つの工程があります。

開発はできるが自社機能として製造が無いバイオ企業や、機能としては十分ながらもより多くのワクチン製造を進めたい企業から注文を受ける事でEBSは売上を上げています。

創設後最初の仕事として、1998年にアメリカ合衆国政府からの依頼で炭疽菌ワクチンを製造しました。

それ以来政府との結びつきが強く、今でも炭疽菌と天然痘ワクチンは国内唯一のサプライヤーとして安定した収益があります。

(当社HP IR資料より EBSが市場に出している商品群 )

またワクチンには使用期限があるため、期限が終われば廃棄しまた新しいワクチンを製造する必要があります。

ワクチンは製造までのリードタイムが長いため需要が発生してからすぐに製造・提供はできません。(僕調べではワクチンの原液製造から出荷までは10か月~最大24か月かかるようです。)

そのため常時ワクチンの備蓄が必要になってきます。

政府から依頼される契約は長期事業が多く、EBSは国策備蓄ワクチンの賞味期限が切れるたびに新しいワクチンを製造し収益を獲得する事ができ、この点でも安定しています。

注目されているコロナワクチンの製造に関してEBSは、

の3社とすでにワクチン開発の製造契約を結んでいます。

詳細は後述いたしますが、コロナワクチンの承認可否によらずEBSは製造受託料として上記3社から料金を受け取れるため、このような状況下でも売上増加が見込め、それに伴い株価が上昇しています。

現在進行形!「爆速ワクチン計画(Operation Warp Speed)」!

トランプ大統領は、”ワクチン開発戦争”と銘打って、アメリカが世界で一番早くワクチン開発・製造ができるように急いでいます。(すでに皆様ご存知のようにコロナウイルスを広めたとされる中国に対してはカンカンに怒っています笑)

そのためにOperation Warp Speed(日本語にすると「爆速ワクチン計画」などと呼ばれています)の号令の下、アメリカ政府が完全バックアップする形で製薬企業のワクチン開発の承認スピードを早めたり、金銭的なサポートをしています。

もし今後アメリカ政府によって承認されるワクチンが出たとした場合に、そのワクチンは政府による買取が約束されています。

具体的にアメリカは、2020年の秋頃から翌年始めまでに3億回分のワクチン製造を目指しています。

なぜ秋頃を目指しているかというと、11月に大統領選があるためです。

トランプ大統領は再選のため、株価維持や経済の立て直しに必死になっており、ワクチン開発の成否が彼の大統領生命に大きな影響を与えると考えられています。

世界で100以上の企業・団体が単独ないしは提携しコロナウイルスのワクチン開発をしています。

しかし過去何十年もHIVのワクチンが開発されていないように、コロナウイルスのワクチン開発も必ず成功するとは限りません。

困難で途方もなく長い開発計画です。むしろ全くワクチンが開発されない可能性もあります。

そのため、無駄打ちになるたくさんのワクチン開発があったとしてもいいので、その中から数社が(アメリカ国民に)すぐにでもワクチン提供できるようにしてくれたら御の字というのが現在の共通認識です。

上記したように3億回分の開発・製造に加えて今後の備蓄も含め、しっかりと量産体制が確保できるアメリカ国内の製薬企業2,3社が最終的に生き残るのでは?と言われています。

その主な承認候補がこちら

基本的にはアメリカに拠点があり、十分な生産体制を備えていることというのが条件なようです。

すでにコロナ治療薬として”緊急使用許可(承認とは別)”が下りたと報道されているように、ギリアドサイエンシズの「レムデシビル」は一歩抜け出している感があります。

しかしワクチンとしてまだ承認されたわけではありません。

ワクチン製造の根本的な違いから、レムデシビル以外の薬も爆速ワクチン計画の候補として進行しており、今後の最終決戦に残っています。

エマージェント・バイオソリューションズが値上がりしそうな理由

ここまでワクチン開発の現状を書いてきました。

最後に「なぜEBSの株価が上昇する可能性があるか」についてです。

理由としては大きく2点です。

  1. コロナウイルスワクチン開発における恩恵
  2. コロナ以外の病気のワクチン開発における恩恵

コロナウイルスワクチン開発における恩恵

上記したようにEBSは、ノババックス、ヴァックスアート、ジョンソンエンドジョンソンとの製造委託契約があるため、それらの製薬企業からワクチン製造の委託依頼が来て製造した際には、ワクチンとして承認されようとされまいと、製造の手間賃がもらえます。

これがEBSの大きなメリットです。

製薬企業は、ワクチン開発に成功し国から承認のお墨付きをもらえて初めて売上につながります。

一方でEBSは、承認の有無に関係なく委託されたワクチン製造を受諾し製造してしまえば売上につながるためです。

またワクチン製造・備蓄は今年だけでは終わらず今後も継続していきます。

政府との強いコネクションがあるEBSは、爆速ワクチン計画で採用されたワクチンの製造を政府から受託する可能性が大いにあります。

コロナ以外の病気のワクチン開発における恩恵

また通常の病気に対するワクチン製造に関しても恩恵が期待できます。

下の写真はEBS社HP掲載の現在のパイプライン(=開発中のワクチン)リストです。

(source: Pipeline| Emergent Biosolutions )

これは抜粋で、現在約20の自社製造ワクチンの開発が走っているようです。

これらの中にはすでに(AV7909のように)世の中に出回っているワクチンもあるようですが、FDAからの承認をもらえることでさらに売上が期待できます。

これらに加えて今回のコロナウイルスのワクチン製造依頼のような受託事業は変わらず引き受けていくと思われるので、売上増の期待が高まります。

リストに書かれているPhase等については過去記事で少し触れましたのでご興味があられればぜひご覧ください。

IRから数字を確認

売上は順調に伸びています。

特に2019年の伸びはすごいです。

扱っている製品数も確実に伸びていることが見て取れます。

また「2024年までの成長戦略」というページもありました。

2024年までに売上は2019年の倍となる$2Bを目指しています。

最後は「EBSと各株価指標との株価上昇率比較」です。

IPOから直近1年を切り取ってもどの指標にも勝っているよ、というメッセージが聞こえてきます。

その他にも政府・NGO・クリニックとの結びつきをより強化する事、M&A強化をする事などが記載ありましたので、ご興味があられる方はぜひご覧ください。

(参照:Emergent Biosolutions 「Corporate Overview」

まとめ

コロナウイルスのワクチン開発狂騒曲の中で、今後も株価上昇が期待できるエマージェント・バイオソリューションズについて書いてきました。

ワクチン開発が成功した後、量産体制をしていくためには欠かせない企業のように思います。

製薬企業との良いシナジーをこれからも期待したいですね。

少しでも皆様の銘柄探しにお役立ちできますと幸いです。

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